474 いつも同じメンバー私は長崎市郊外の住宅団地(当時人口4万人、なんと社会の教科書にも載ったとか)で育ったので、幼稚園→小学校→中学校→高校→大学と進む中で、常に違うメンバーとの「親交」を求められました。テレビドラマや野球漫画によくある、小さいときから、高校•大学までずっと同じメンバーではありませんでした。しかも、少数派。中学校も高校も、1番親しい友達たちと別れ、常に新たな友達づくりを求められました。今考えると、まあ、鍛えられましたね。特に高校では高校が長崎市ではなく、長与町にあったので、そりゃ、自分が見る子ども社会が一変しました。野球部の同級生が先輩を「さん」ではなく「くん」と呼んでいるのことも新鮮でした。今考えると、ジャニーズみたいですね。今、私は転...26Feb2021土曜日コラム
473 のるかそるかマスコミでは、テレビの全国中継を〝全中〟と呼ぶ。出演の相談が来た。私にではない。私が編集長を務めるグルメ豆本の高校生ライターにだ。まだ選考過程、正式な決定ではない。まさに、でかいヤマ。心が唸(うな)る。でも、果たして、出演してくれる高校生がいるかどうか。「のるかそるか」新聞社時代、先輩記者がよく口にしていた言葉が脳裏によぎる。まさに、そんな心境。収録は4月。25Feb2021まちづくりに若い力をコラムまちおこし、ひとそだて若者
472 変容する消費者像昨日2月23日、山口県と広島市で事業展開する「まちのねむりの相談所フジシン」を訪ね、営業最前線の現況をヒアリングしました。一度買うと、いっとき使うモノの象徴的な存在である「ふとん」。「器」とよく似ています。丈夫で、なかなか壊れない。訪問に先立ち、私は「枕」に関するネットアンケートを試みました。「今の枕に満足していない」「買い替え時がわからない」なんと、全体の3割を占めました。人生の三分の一の時間を使う「睡眠」なのに、案外、無頓着の側面が伺えます。フジシンでの意見交換は有意義でした。産業支援の人はよく「ターゲットは誰か」といいますが、これがまた難しい。消費者像がよく見えないんです。①シルバー②ファミリー③夫婦2人④独身⑤10代さらなる...23Feb2021コラム
471 瀬戸内海を望むカフェレストラン2月20日、「山口県パン豆本」の取材で、上関町のカフェレストラン「瀬里家」を訪ねました。絶景。自分の実家を思い出しました。豊富なメニューと美味しいタルト、そして、焼きたてパン。日ごろは道の駅で販売しているそうです。21Feb2021食でまちおこし
469 新聞のお知らせ欄新聞の「お知らせ欄」はものすごく見られています。扱いは小さくても、見る人はしかと見ているんです。「声の欄」もそう。支局長さんいつもありがとうございます。応援報道に心より感謝いたします。18Feb2021メディア露出新聞広報戦術戦略初めてプロジェクト現場を知り、次の行動に生かす取材の極意メディア戦略まちおこし、ひとそだて若者
468 山口県ラーメン豆本やります。決めました。4月15日発刊の「山口県パン豆本」のその次、食欲の秋の9月にぜひ出したい。ラーメンの味の好みは人それぞれ。麺にスープに具に、さらに店主さんとのやりとりやお店の雰囲気など判断基準はいくつもある。これまた難しい。そこで、私は考えました。16Feb2021まちおこし、ひとそだて地域資源ご当地グルメ
467 ひと集える場を新たに作るのが私の使命「ひと集える場を新たに作るのが私の使命」4年ほど前、目の前の仕事をどう改善してよいか自分でまったく分からず、年下のコンサルタントに相談しました。その方は、私の元職場の同僚の旦那様で、たまたま、同じ団地育ち。15Feb2021まちづくりに若い力をコラム
466 若い人の勇気「山口県パン豆本」の取材に徳山大学生、徳山商工高生がライター、フォトグラファーとして参加してくれています。「新たなおもしろいことをしたい」という勇気ある若者たちです。そんな皆様に伝えたいことがある。面と向かってはなかなか言いにくいし、取材のときはよく忘れてしまうので。「時間が合えば、会いたかったです」。「◎●に行きたいと思っているのですが」。一部の大人がよく使う言い回し。SNSでもよく見かけます。きっと、それらの思いは実現しません。即動かないと、機を逸するからです。チャンスを逃すといってもよいです。人生は長いかもしれませんが、自分が自分の意志で自由に動ける時間や自由にお金を使える時間はそんなにないんです。人は外的要因で動けなくなりま...14Feb2021コラムまちおこし、ひとそだて若者
465 周防大島の移民史・大島商船・夏の海水浴・ミカン・瀬戸内海航路の要衝こういったことはおぼろげに知っていたが、1番知りたかったのは「移民」のこと。コナコーヒーで有名なハワイ島との人的交流を描写するNHK特番も視聴した。周防大島のハワイ移民史を知ったのは10年くらい前。昨日、現地の「日本ハワイ移民資料館」に初めて足を運んだ。ようやく行く気になった。資料が収集され、初めて知ることばかり。92歳で逝った父方の祖父が船乗りだった。私が幼少の頃から、神戸から移民を乗せた移民船(大型貨客船)の少年船員だったことを何度も聞かされた。船乗りを輩出する長崎県島原半島の最南端、口之津(くちのつ)の出。もう80年も前のこと。初代の「あるぜんちな丸」などに乗ったと話していた。...14Feb2021人間考コラムとっておきの話
464 ワーケーションという働き方昨夜の徳山駅前図書館「周南たとえばどうでショー」では、ワーケーションの魅力を自ら実践する山下陽子さん(山口市・メグリバ)が主役でした。その中で、離島(対馬、五島、姫島)での取り組みも発表してくれました。離島活性策はどうしても「観光」や「移住」に偏りがちである中、新たな可能性を自ら提示してくれました。新たな視点でワクワクドキドキをどう創るか。もちろん、山口県周南市だって新たに動くことはできます。インスタライブを視聴した私の家人が「司会進行役の山中さんの声が『姜尚中さんばりの渋い声』」と評していたことをここに記します。自画自賛ですが、その後の交流会を含め、本当によい出会いの会になりました。13Feb2021初めてプロジェクト都会での情報拡散広報戦術戦略情報の大切さコラムとっておきの話
463 地域の課題解決は誰がすべきなのか本日は学びの日。地域で奮闘する若い皆様の「報告」を聞かせていただいています。貴重な実例ばかり。ついつい、我が子の姿とダブる。ここ数年、まちづくりの仕事に携わり、ずっと思うことがある。地域の課題解決は誰がすべきか。もう数十年来の行政課題も目立つ。一体誰がやる?地元の皆様?市役所や町役場のエース?県庁の出先機関の方?それとも、よそもの?コンサルタント?地域おこし協力隊?さらには、やる気ある大学生や高校生?はたまた、古き良き時代を知るアクティブシルバー世代?総じて言えるのは、後ろから横からサポートに回る人は多いのですが、1番現場で汗をかく実践者が極端に少ない。だから、県庁所在地でも離島・郡部でも、地域おこし協力隊の皆様に過度な期待がかかる...11Feb2021コラム