504 どのパン屋さんが巻頭を飾るか

「豆本」では、「ここはぜひ!おすすめですよ」というイチオシ店を見開き2ページで紹介しています。

いわゆる、「特集企画」というやつです。

文量でいえば、全58ページのうち、約半数を使う大切な部分。冒頭のここがおもしろいかどうかで、豆本を買うか買わないかが決まるかもしれません。

印刷会社への入稿直前に開催する最終編集会議で、特集企画の掲載順を決める「ページネーション」を協議しました。

実は、編集長の私に「ページネーション」を決める決定権はない。それでよか。アマチュアの編集スタッフの方が読者寄り、市井の人の気持ちを分かるんです。

だから、決定に素直に従います。

「山口県パン豆本」の最終編集会議は3月29日、山口県周南市・徳山駅前の「カメラのワタナベ」にて行いました。しかも、本社を周南市に本社を構えるKRY山口放送(日テレ系)も取材に駆けつけてくれました。

この編集会議は最高におもしろかった。メンバーはカメラマン男性2人、高校生女性記者1人、大学生男性記者1人、本業占い師の社会人女性記者1人。会議進行役は私が務めました。
テレビ取材にも緊張した様子はなし。さすが、マスコミ取材を幾度も経験した強者ばかり。

参考情報として、パン店の特徴や人気ぶりを私はお伝えしたのですが、このメンバーの息はぴったりで、まあ迷わない。

おいおい、普通、
プロはあーだこーだ迷うのが好きなんです。

この5人はそれぞれ見解を簡潔に示し、瞬く間にページネーションを決めてしまいました。またこれが絵面的にも美しい並び。感動しました。口は挟めない!

アマチュアって消費者側なので、豆本を読者の目線で見ることができる。それが強い。だから、豆本は売れるのかもです。

豆本編集部には毎回、すごい人たちが集います。次はラーメン。一体どんな編集部になるのかな。まさか、男性ばっかり?

まずは「山口県パン豆本」。
4月15日に発行します。
どの店が巻頭を飾るかもご注目。


■「山口県パン豆本」の最終編集会議。特集企画のページネーションをささっと決めました=山口県周南市銀座「カメラのワタナベ」