155 私のまちづくり論

この歳になって、気づくことが多々ある。

仕事も、家庭ごとも、まちづくりも、相手に会って自分の思いを伝え、それを理解してもらい、一緒に行動してもらうのがいかに難しいか。

まさに、心のぶつかり合い。

皆がそれぞれに「思い」があり、自分のやり方、生きざまがある。
「正しい」と思う行動規範も異なる。

子育てに打ち込み、逆に年老いた親を扶養するなど、互いの生活環境も異なる。

幸せな人も、そうでない人もいる。

結果、「正しい」と確信する自分の思いが他者に伝わらなくて当然。

まちづくりは「この事実から始めることが大切」とつくづく感じる。

私がかかわる山口県周南市(人口14万人)の中心市街地活性化(中活事業)は、JR徳山駅・駅前商店街を拠点に、同市内の農漁村部との新たな交流促進、市外・県外からの集客増加を図り、新たな経済波及効果を生み出すことを目的としている。

なかなか大変な職責。必然的に多数の人の協力が不可欠。多くの企業や行政、組織、市民を巻き込み、協力を得ないと、何一つできない。

だからこそ、大切にしていることがある。

①人と人とのつながり
②コミュニケーションの強化
③新たな人との連携

人との交流、面会、会議など「コミュニケーションの場」を多く持つようにしている。約30のSNSを駆使する私だが、人に会うことを最優先している。

まちづくりには幅広い年齢、異なる人生経験といった多種多様な人が登場する。
最新のデジタルツールを駆使しても、自分の思いを十分に伝えることはできない。

私は新聞記者、雑誌編集者という仕事を通して、「取材」というコミュニケーション技法を習得し、何万人という人に会い続けてきた。人に会わないと、事は進まないことを理解している。

・人と話すのが苦手
・心のぶつかり合いが苦手
・人に意見されるのが嫌い
・思いをうまく伝えられない
・初めての人と話すのが苦痛

我が街のまちづくりに参加しませんか。

毎月第3水曜朝の清掃活動「徳山あちこちクリーンプロジェクト」や各種イベントに顔を出してみませんか。



着任半年の私が参加した取り組みは⬇️
■10/20 W杯ラグビーテレビ観戦会
様々な活性化プロジェクトを仕掛ける「ほっこりcafe」(みなみ銀座商店街)をサポート。代表の平井さんは関西出身。周南市に新風を送り込んでいる



■9/16 東京代官山トークマルシェに参加
物販でない「知」の催しを視察。私は周南市の魅力ベストスリーを紹介した
■8/10 徳山あちこちマルシェ
徳山商工高校の皆様と一緒に「物販」を経験
10月21日夜、「③」を実践。
周南市で初めてお会いした大阪の若手企業人と会食した。お互いに我が人生や仕事のこと、周南市の魅力について語り合った。

この出会いが、私の仕事につながるかどうかは関係ない。私の人生テーマの一つは「初めての人に会って我が思いを伝える」。とても楽しい夜になった。

もちろん、私が見てきた「楽しい美味しい美しいが人の心を動かす」の実践事例も伝えた。

ブログを読んでくださり、ありがとうございました。