119 新聞は自分のためになる!

新聞には、朝毎読(ちょうまいよみ)に代表される全国紙、ブロック紙、県紙、地域に特化した地元紙…等々ありますが、いずれもネタ満載。
取材方針や記者の視点はそれぞれ独自ですが、事件事故や選挙、議会、経済、心温まるマチネタなど幅広く取材します。
まさに、日夜ニュースを追い求めています。

暗いニュースばかりではないですよ。
例えば、ローカル紙では園児の運動会も絶好のネタです。書道や珠算、お祭り、地域活性化を目指した集客イベント、囲碁、文芸、将棋、釣りの記事もあります。

地方紙だと、全国紙の東京都内版では考えられないくらいカラー写真を大きく配するときもあります。インターハイや国体での高校生の躍動ぶりをプロ野球以上の扱いで載せたりもします。

記者の筆力が問われる連載企画や署名入りコラム、社会面の泣かせ記事、地方版の心温まる話など読み応えあり。


私が心に残る記事はもう約30年前。官官接待が全盛のころ、日経に大蔵省(現・財務省)官僚の生きざまを取り上げる連載企画が載りました。

大蔵官僚は官僚の中でも外務省に並ぶエリート中の超エリートで、入省のとき、過去に会ったこともないのに、お互いの名前と出身高校だけは知っている。
なぜか?
高校の全国模試で何度も競い合った上位独占組だったからだという。そういった大蔵官僚の仕事や思考に迫る名企画でした。夢中で読んだ記憶があります。
が、しかし、新聞はかつてほど読まれていないのが現実。
古くはラジオか新聞かの時代もあった。元新聞記者として残念でならない。
そこで考えました。多くの若者は新聞を読まない。きっと、その子の家庭でも新聞を購読していない。でも、Twitterは四六時中している。

そこで、新聞記事紹介のTwitterアカウントを昨日作り、運用を開始しました。

「きょうの朝刊」としました。


毎日一本ずつ記事を紹介します。

新聞に少しでも興味を持ってもらえたら。そんな思いを抱き、私が気になるニュースを選んで記事を紹介していきます。
■一発目の記事は中国新聞。9月11日付。須金フルーツランドを取り上げてくれました
■本日9月12日付山口新聞。コロッケ産地偽装問題の続報が社会面に載りました
新聞を読むメリットとは。
明確です。大ありです。
新聞を毎日読み込むと、世の中の動きはもちろん、様々な事象の中で、いったい何がニュースなのかを見抜く力が養われます。真実はどこにあるのか、誰に利があるのかー。

受験勉強にも生きるし、就職面接でも生かせます。もちろん、その後の社会人生活でも事の次第を短く伝える能力に直結します。

特に大学受験を控える皆様。今からでも遅くないですよ。いざ、チャレンジ!!
私50歳。老眼の人に新聞購読はキツイですよね。

ブログを読んでくださり、ありがとうございました。