94 自分の強み

私は取材者。それが一番の強みです。地元のおもしろい話を地元の人から仕入れて、その仕掛け人を取材し、迅速に記事を書くことができます。元地方新聞記者。おもしろいネタをさらにおもしろく味付けし、人を動かすことができます。
山口県周南市に着任し、4カ月が経過。「ラーメン並木」の“朝ラーメン”に出逢いました。

驚いたのは自家製スープ。豚骨でも鶏でもない。なんと、肉でとるだし。

大好きなTokuyamapに寄稿しました!編集長さん、スタッフさん。いつもありがとうございます。次はどれでいきますか!!

念願の"朝ラーメン"を食す/ラーメン並木

朝ラーメンを求めて青果市場へ 鹿児島で食べ損じた記憶 朝ラーメンに出会ったのは、人生で2度目。九州のムラおこし雑誌「九州のムラへ行こう」(現在休刊)の編集デスクを務めていたとき、「釜揚げしらす」の取材で鹿児島県志布志市市へ。その町に有名な朝ラーメンがあったが、タイミングが合わずに実食できず。 「くー。」 そのときの悔しさを胸に秘め、もう10年がすぎた。 念願の朝ラーメン 山口県周南市に赴任して4カ月目。まちなか活性化のタウンマネージャーとして取材を続けるうちに、「うまい朝ラーメンが青果市場の近くにある」とのグルメ情報を得た。第一級の取材ネタに興奮しつつ、私は折り畳み自転車を走らせ、ラーメン並木へと向かった。 店主こだわりの朝ラーメン 店主「私は職人ではない。」 ラーメン並木に入店し、店主の高松伸也さんを取材した。 自家製麺、自家製スープのこだわりに加え、いかにもラーメン店主の風貌。取材を始めてすぐに、まあ個性的な生きざまであることが分かった。「私は職人ではない。そんな腕はない」と切り出し、自らのラーメン道を語ってくれた。発する言葉が本当におもしろい。 肉でだしをとる 麺は店内の製麺機で作る。なんと、驚いたことに「だしは肉からとる」という。大鍋をのぞき込むと、ミンチ肉のだんごをグツグツと煮だしていた。「こっちの方が安くつく。麺も自分で作った方が安い」。ますますの高松節だ。 6年前に新南陽本店、3年前に青果市場店を開店。今の味に行き着くまでに、計6回にわたり味を変えた。最初は味が決まらず、流行らなかったという。 澄み切ったスープの塩ラーメン 取材は2回にわたり行い、醤油ラーメンと塩ラーメンをそれぞれ食べてみた。 これに極太麺や冷麺があるのだとか。おもしろい!などと密かに感じつつ、「塩ラーメンは珍しいですね」と問うと、「地元をあんまり好きではないんですよ。塩ラーメンをメニューに入れると、都会感が出る」と高松さんは笑顔で話してくれた。 ラーメンを食べた人にはうれしいサービス なんと、ラーメンを注文した人には、ごはんとピリ辛ミンチが無料(セルフサービス)だ。おススメの丼にして食べてみた。 「うまか!からか!」 これは初めての触感。独特のうま辛味が効く。額に汗しながら、美味しくいただいた。男性陣が大好きなサイドメニューでは、鶏の唐揚げを試食。

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