取材者は基本、一対一で相手(被取材者)と相対します。しかも、限られた時間内で。どう相手の心を解きほぐし、思いのたけを語ってもらうか。本音を引き出すか。取材の成否のカギを握ります。
アメリカのスパイものでもよく出てくる手法があります。それは相手と共通する話題、トピックス を見つけだし、その件に合わせて話を盛り上げるやり方です。
例えば、出身地、出身校、趣味、好きな食べ物。好きな話題が合えば、会話は盛り上がります。
本日は、久々訪ねた喫茶店「赤でんわ」の店主さんに逆に実践されました。
店主 「平さん、長崎よね?もう40年前、アルバイトの徳山大学生が長崎出身でね。店を掃除するとき、『ここ、はわいていいですか?』っていわれたのよ。それが意味わからなくてね。長崎ではよくいうのよね」
私 「はい! はわく=掃除する。長崎の人はよくいいますね」
長崎市出身の私は大好きな長崎ネタだけに、ぐっと引き込まれました。話は盛り上がり、今その人が何をしてますか?と聞きました。
共通する話題を見いだすー。本当に大事な取材手法です。
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