688 拝啓 社内報担当者

「わが社は外部委託してるから」
「社内報はもうやめたよ」
「うちは紙ではなく、PDFやね」

社内報を問うと、まあ、いろんな声が聞こえてきそうです。

昭和の時代、かつて企業には必ずあった社内報も、今は希少種なのかもしれません。

私は父の造船所社内報を見て育ちました。造船ニッポンの絶頂期でした。

令和の社内報担当者様につながるか分かりませんが、私の経験を発信します。

私は食品会社に約4年勤め、社内報を担当しました。実質、1人で作りました。そこで、元新聞記者の力を存分に発揮できたと感じています。

社内報を担当すると、会社の全部署の皆様と仲良くなれます。事務屋であろうが、製造工場を担当する製造部であろうが、ひとの取材で大変お世話になりました。

企業は外向けには費用も投下するのですが、社内向けは軽視しがち。

しかし、本来、社外、社内どちらも大事なんです。

社内報づくりを通して、いろんな人への接し方を学びました。

ヒンカン(品質管理)なんて、当時42歳にして、初めて知りました。

社内報を担当する皆様は徹底して各部署を足で回ってください。職場の本音を聞いてみてください。聞き役です。

そこに、事業活性化のヒントがあるかもしれません。

人への切り込み方は、転職した新たな職場でも生かすことができますよ。

以上

ブログを読んでくださり、本当にありがとうございました。