「ドラゴン桜」が見応えあり。テレビを見ない中高生まで見ているから、驚きだ。高3のわが子もその1人。
ここ数年、私はよく学校に招かれ、「よそ者の目線からのふるさと探訪」をテーマに山口県周南市の魅力を生徒たちに語っています。
ノーギャラでも引き受けます。
私がこの手の案件を大好きなのは、話がおもしろくないと、生徒たちは無反応か寝てしまう。まあ鍛えられます。
もちろん、自分の豆本事業に役立てようと、「次にやってほしいテーマ」を生徒みんなに聞いたりもします。
そこで、気づいたことがあります。
民間企業では社長は社長の仕事、中間管理職はそれに見合った仕事、若手は思う存分に動くといった業務のすみ分けがあります。それをできない人は組織に居場所はなし。
学校での地域学習を進める場合、中学校と高校では〝進化〟が必要と考えます。
具体的には、
①中学校は「知る」「気づき」に主眼を置き、ふるさと探訪や魅力再発見といった切り口でよい。
②高校では生徒たちの自主的な具体行動を引き出したい。自分たちが気づいたふるさとの魅力をどうやって市外、県外に発信するかに力点を置いて欲しい。今の世はSNSがある。誰もが記者になることができる。
地元の新聞報道を見ていると、高校でも中学校と同じように「地域内」にとどまっている地域学習がよく見受けられる。
実際、同じ公立校なのに、取り組みの質に差があるのは残念でならない。
生徒たちの好奇心を刺激する新たな試みを現場の若手、中堅教員は企画立案し、即実行に移してほしい。もちろん、私と同世代の50代管理職の力量も問われる。
もし、自分たちができなければ、早めに判断して、外部の民間人材をぜひ活用してほしい。
■9月発刊の「福岡県古賀市グルメ豆本」には地元の高校生10人が参加。美味い料理を市内、市外に自ら発信します
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