361 子を見守る父の想い

長男と父はなかなか語り合えないもの。私もそう。昔も今も。父の言葉にカッとなる。何故だろう。

「山口県カレー豆本」が10月7日付読売新聞広島版に掲載されました。その記事を見た鳥取県米子市在住の七十代の男性から、読売新聞鳥取支局を通して、購入依頼が来ました。

どんな経緯から購入したのだろう。
ずっと考えていました。

福岡の自宅にお手紙が来ていました。
お手紙をご紹介いたします。

「読売新聞で平さんが発行された書籍を知ることができました。この本が必要なのは長男です。長男は大学を卒業して、静岡県富士市の自動車部品メーカーに10年以上勤務しておりました。突然退職し、鳥取市内で、カレーの店を開店しました。カレー店の経験は全くないと思います。現在40才。参考となることはないかと探していましたら、たまたま、平さんの記事を記事を読まさせていただきました。長男にも読ませたいと思います。周南市は行ったことはありませんが、久しぶりに周南市を目にしました。旧友が住んでいます。ご多忙中ありがとうございました。平さんのご活躍を期待しております」

我が子を想う父の気持ちと美しい文章。

心打たれました。

豆本を出してよかった。

取材者冥利に尽きる。