322 20年後の交通インフラ

■博多駅
九州人の私は仕事で新幹線を使うのが今も新鮮。お金はかかりますが、とにかく速い、正確無比。

ちなみに、故郷の長崎市は全国的に有名な観光地であると強く自負しますが、実は、新幹線は未整備なんです。

「えっ、新幹線ないの?」
と山口県でもよく驚かれます。

今まさに、九州新幹線長崎ルートの建設が進みます。しかし、期待の新技術「フリーゲージトレイン」断念や佐賀県の反対もあり、もし今うまくいっても、〝フル規格〟新幹線の全線開業は10年、20年先と思われます。

未来のその頃、日本社会では、多くの産業や自治体経営が大幅に縮小しているはず…。

私ごとに置き換えると、
20年後だと、長男37歳、二男29歳、私は71歳。果たして生きてるか、お金は稼げるのか(笑)。年金なんて、もう制度がないかも。

私は、離島を含め、様々な市や町で仕事をしてきましたが、地域経済振興で一番大事なのは「交通インフラの整備と維持」だとつくづく感じます。人が増え続ける都会とのパイプ。

確かに、ストロー現象も怖いですが、近い分、長崎には福岡の皆様が日帰り観光によく来てくれます。交通環境のよさは「基幹産業と人口の維持」にも直結します。

本日は福岡から山口県防府市のカレー名店へと取材へ。午後2時が取材アポなのですが、福岡県春日市の自宅を午前10時半に出ました。それでも間に合います。

①徒歩で自宅から博多南駅へ。通勤通学新幹線として有名な博多南線から博多駅へ

②博多駅より山陽新幹線(本日は九州新幹線さくら)に乗り、徳山駅へ

③徳山駅は山陽新幹線と山陽本線が同じ場所で接続しており、非常に使いやすい。30分ほど待ち、在来線で防府駅へ

20年後も、上記路線はきっと維持されていると思いますが、コロナ禍が続く中、ふるさと長崎の交通網はどうなっているか。

徳山駅に向かう九州新幹線さくら号の中で、そんなことを考えました。

もう、徳山駅に着きます。ごっついコンビナートが見えてきました。

連休を楽しもう!

私はカレー取材三昧です。

■周南コンビナート