192 きょうだい考

人を知る時、生い立ちは大切ですが、私が重視してるのは〝きょうだい考〟。

取材をする側、取材を受ける側を30年も経験すると、会う人の発言や行動、立ち振る舞い、家族との関係が良好か否かなどを通して、人となりがボンヤリとわかる。

そこに、私なりの〝きょうだい考〟を加味して、人物分析の精度を上げる。その人がどう動くのか読むためだ。

どの仕事でも大事なこと。

例えば、
大人になっても、老人ホームに入っても、
長男は長男らしい。
教えたがり。

ペンギンの子はペンギンのように、
末っ子はずっと末っ子。
機敏に世を渡る。

妹を持つ兄は心優しい。
2人の兄を持つ妹はまあ勝気。
勝負事が好き、強い。

姉を持つ弟は甘えん坊で、
人生の伴侶にも年上を求める。
で案外、娘に恵まれる。

きょうだい考は職業当てにも生かせる。
取材勘も加味すると、これまた、精度が増す。

役所、学校、大手企業、地場大手、医師、士業の皆様は圧倒的にご長男が多い。親の期待を背に受け、学歴、社会的地位と名誉が大好物だ。

意外なのが、
事業経営や政治の業界では、
二男(新聞社ではこう表記)が継ぐことも多い。感覚が鋭く、自説を表明できる人。

テレビメディアによく登場する有名政治家の皆様も二男が目立つ。
女4人姉妹とか、男5人兄弟とかすごい。まさに一つのワールド。どんな人がいるか興味津々。

我々世代の子育てを見ると、一人っ子が多い。母と娘の黄金コンビ。その横にお洒落なお父さん。帽子にジャケット姿。

今後、日本では、一人っ子同士の結婚が一般化する。親の世話も子1人でやる。また、一生独身で親とずっと暮らす息子、娘も今以上に増える。新たなマーケティングが必要となる。

という私は長男。
説法ジジイを自認。
自在な二男がかわいくてたまらん。
もちろん、妻は長男推し(笑)。

さあ、木曜日。
1番仕事がはかどる日。
マスコミへの取材依頼や記者発表は火曜か水曜までに済ませよう。

あっ、新聞社!
いろんな人がいます。
ただ、地方紙になると、長男が多いかな。
そのきょうだいも堅実な仕事が多いような。

最後に。
九州では、長男・長女結婚が多かです。

ブログを読んでくださり、ありがとうございます。




■我が二男。自在な立ち振る舞いが魅力!