では、「広報」担当者はどんな人がいいのか。
昔、釣り人は短気な人がよいとされた。
釣れないとき、創意工夫を凝らし、釣り場やタナ、仕掛けを頻繁にかえたりするかららしい。
会社PRを担う広報担当者には、あくなき好奇心がほしい。
新商品だって大事。社内の結婚情報だっていち早く仕入れたい。
では、圧倒的なコミュニケーション能力が必要かというとそうでもない。
メディア人はかなり屈折している人が多く(私を含め)、広報担当者にあまりうまく説明されても、質問しがいがない。
言葉足らずでも、一生懸命に自社商品、自社サービスを伝える人がよい。
広報担当者に気が休まることはない。
休日こそ、情報収集の好機だからだ。
人気のマルシェに顔を出したり、(都市の場合)新たな商業施設に見学に出掛けたり。
恋人とのデートや家族とのドライブのときでさえ、ネタを探しまくる。
テレビや新聞は見なくてもよい。
しかし、これが不思議なもので、見ると、必ずよいネタに出くわす。工場立地の自治体ネタや同業他社の新商品が特集されていたりする。
なので、広報担当者は忙しい。
でも、忙しいとぼやいてはダメ。
自分の人生を豊かにする話題を仕事で入手できる、ありがたい職種と思ってほしい。
本日は水曜日。
マスメディアが本格稼働する曜日。
社内外に、きっとよいネタがあります。
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