「山口県パン豆本」の取材をしていて思うのは、山口県産小麦を使っているパン屋さんが多くあること。
取材してうれしい。
私自身、「たいらベーカリー」(長崎市)の男3兄弟の長男。地粉を使ったパンもあるし、いずれは継ぎたいなーもちろん、製パン業は家族に任せて、私はオーナー的な立場でーとも密かに思っています。
「地元を大切にすること」にはいろんな方法がありますが、「地元産の農水産物を使う」ことは1番大切なことかもしれません。
私が作る「豆本」はその土地の食の素晴らしさを取材して発信して、交流人口増を生み出すことが目的。これに加え、「地元の人に地元のよさを再確認してもらいたい」との思いを込めています。
この編集方針は貫きます。
地元の人は意外なほど、地元の真の魅力に気づかないからです。
■「徳山あちこちマルシェ」に出店してくれた「子たぬきのパン」(山口県周南市鹿野地区)。山口県産小麦を使って、美味しいパンを作ってくれています
さて、ネットで調べてみると、数年前のデータですが、山口県産小麦は年間約2,400㌧で、全国20位。
昨日、山口県庁の担当課に電話取材したところ、「どのパン屋さんが山口県産小麦を使っているか各個店の分は把握していない。調査の必要性は感じている」とのことでした。
残念。
もったいない。
「このお店で山口県産小麦を使ってますよ」と県民に的確に情報発信をしてくれたら、消費行動も変わるし、なにより、県産小麦を使う側のパン屋さんも、そして、小麦を作る生産者さんも、きっとうれしいに違いない、と私は勝手に妄想してしまいました。
では、「広報の助っ人」の私ができることは何か。
決めました。
「山口県パン豆本」の店舗紹介記事で、山口県産小麦を使用するパン屋さんは「県産小麦」というアイコンを必ず入れます。
今、デザイナーにも伝えました。
決めました。
やります。
文句は言わせません。
やるんです。
ご期待ください。
■「山口県パン豆本」の表紙デザイン案
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