418 メディア露出のその後の動きが本当に大切です

元新聞記者の私。
今のまちづくりの仕事で山口県内のメディアによく取り上げてもらいます。事あるごとに、活性化策を取材してもらうのは本当にありがたい。
ただ、本音でいえば、メディアという存在とその影響力は怖くもある。

好意的に取り上げてもらうときはよいですが、事件事故で自分に非があり、取材・追及されるのは本当に恐ろしい。

私も記者職を15年やっただけに。

「テレビ有名番組に取り上げられました」「新聞に取り上げられました」
ホームページやSNSでよく見かける〝メディア露出〟報告だ。

確かに、企業活動や自治体の事業推進において地元メディア、東京のテレビキー局に取材で取り上げられることは貴重だし、お金もかからないし、世に知ってもらうためには大切なことです。

しかし、それは、一瞬の情報拡散であり、その後、メディア露出をわが事業にどう生かすかが最も大切。予期せぬ好機を生かすかどうか、すべて自身(自社)の動きにかかっています。

「テレビに出たお店に行ったけど、そんなに美味しくなかった」との声をよく聞きます。メディアに出るということは、消費者の厳しい評価にさらされることでもあります。

メディアは常に新しい話題を追い求め、スターを作りたがります。おもしろいネタだと、報道各社が順繰りに取材に来ます。そして、取り上げ尽くされ、旬が過ぎると、誰も取材に来なくなります。

メディア効果を最大限に生かす策とともに、調子に乗りすぎないこと、わが仕事への熱い思いの再確認と感謝の気持ち。

私も肝に銘じ、実践します。