359 出張授業

今回は山口県周南市立岐陽中学校2年5組に招かれました。

周南市活性化のために具体的にどんな策があるかを生徒たちは八班に分かれて考えて、それを発表してくれました。

私が一つお願いしたこと。

発表はチーム全員が行うこと。一言でよいので全員が話すことをお願いしました。

話し上手なリーダーが1人で話す発表は、私は、すかんとです。発表を誰かに任せると、自分ごとでなくなり、他人ごとになるからです。
私が子ども時代よくありました。賢いリーダーだけが代表して話す形。担任の先生もその子をえこひいきしたりして…。

さてさて、本題。よい活性化策がたくさん出ましたよ。
■キーワードを生徒さん2人に書き出してもらいました
・ローン3割助成
・ドームを造る
・山の上の結婚式場
・地元を知るバスツアー
・山口県内の人に来てもらう

中でも、大手企業との共同開発商品の提案は、学校側に「まずは企業側(周南市にある地元店舗)に当たってみてみる」ことをアドバイスしました。

今あるものを生かす、古いものと新しいものを組み合わせるーなど示唆に富む内容でした。

私も高校2年と小学3年の息子を持つ身。福岡に住む長男にドーム構想を伝えたところ、「ドームは何にでも使えてよいよね」だそうです。

やはり、生まれたときからドームがある若い世代の皆様と、昭和44年生まれの私では、発想の根源が違うと感じました。



■地域の人も多く参加した出張講座
発表してくれた内容は私が参加するまちづくり会議(マチエキ会議)でみんなに共有します。

最後に一言。
「今の若いもんはよい感性を持ちます。さすがですよ。将来が楽しみです」

そう思いました。

私から生徒たちへの思い。
「『全員攻撃』という言葉があります。例えば、サッカーでもう残り時間がほぼなくなったときに、守りの選手も皆攻撃に参加する。ゴールキーパーも相手ゴール前でプレーする。覚悟を持って勇気を持って皆で総攻撃する。皆で力を合わせて、それが、ものすごい力になる。個人の力は確かに大事。でも、チームで協力し合って事に当たることも大事なことです」

人前での発表では、当然うまく話せない生徒もいます。そのとき、どう立ち振る舞うか。今回の発表では、生徒同士の支え合いがありました。私は心打たれました。

ありがとうございました。