615 心変わりのルーティン

お給料が出た後の楽しみといえば。

最寄り駅前のラーメン店へ足を運ぶ。
焼きめしが美味いのだ。

本日も食べようと思っていた。

券売機に立つと、心が揺れた。

炒め飯か、それとも、豚骨スープか。

3秒ほど迷って、

「半チャーハン」セットのボタンを押し、続けて普通のラーメンを押した。

4分ほどして、まずは半チャーハンが来た。

美味そう。

しかし、半の小盛りは絵にならぬ。
スマホ写真は撮影をやめた。

金属製のスプーンを操り、がっついた。

半チャーハンの食べ終わり際にラーメンがやって来た。

よいタイミング。


■ラーメンは普通が好き
スマホでパチリ。

パチリやバッチリも昭和の言葉か。

さてさて、
うまか。
替え玉もした。
2杯目にはニンニクを投入した。

生ビールはやめた。
帰宅後にすぐ寝てしまうから。
食のルーティンを守り切る人々を尊敬する。朝ラーメンを楽しむ人。カレーを何日も連続で食べることができる人。
自らの流儀に徹する。また、それを支えるご家族もすごいと思う。

外食での急な心変わり。
私は結構、好き。

「転職」の決断に近い感じ。

ただ、そういった適当さ、曖昧さに強いストレスに感じる人も多い。

ごめんなさい。

「何を食べようか」という問いに対し、常に「ラーメン!」と言えなくなりつつある今の自分をあらためて冷静に見つめると、心身ともに老いが進行している現実を突きつけられている。

さあ、バス停へ。

明日はどんな1日に。

ハナキンという言葉を聞かなくなった。