80 石油コンビナートという地域遺産

◾︎撮影時間 午後6時50分
◾︎撮影時間 午後7時43分

地域活性化に燃え、集客イベントに取り組む民間リーダーや市町村職員から「地域外から人を呼び込みたいのだが、なかなか来てくれない」という声をよくお聞きします。

実際に、ご相談を受けます。そこで、広報活動の内容を詳しく聞いてみると、毎年同じことの繰り返しであることが多いです。確かに、ゆるキャラや自治体SNSの活用など工夫はしていますが、前例踏襲路線に変わりなく、抜本改善には至っていません。

広報活動こそ、柔軟な発想のもと、変わっていかなくてはなりません。従来と同じの繰り返し広報は楽かもしれませんが、地域内人口は減っているのですから、イベントなどでの集客力が落ちるのは当然です。

私が活動する山口県周南市は新幹線も高速道路も主要国道も整い、地域外から人を呼び込むための導線に恵まれています。人口がはるかに多い広島や福岡をターゲットに新たな広報活動を展開したいです。

6月28日夜、新企画『周南サンセット&工場夜景ビアクルーズ』(周南市観光コンベンション協会主催)に参加しました。徳山湾の臨海部にある石油化学コンビナートの工場プラント群を間近に見ることができました。「きれい!」と興奮気味にスマホで写真を撮る参加者が本当に楽しそうでした。

◾︎撮影時間 午後7時53分

この新企画は人を呼び込めると確信しました。色鮮やかに浮かび上がる工場夜景は特にカメラ好きの皆様にはたまらない被写体です。一度で満足いく写真を撮ることができない人は必ずリピートするはず。
狙った魚の大物を釣り上げたいという釣り人は何度も釣り場に通います。その心理とよく似ています。
口コミ効果も期待できます。
◾︎撮影時間 午後7時57分
◾︎撮影時間 午後8時20分

周南コンビナートの工場夜景は第一級の観光資源、地域遺産であることをあらためて認識できました。企業の社員旅行や大人の修学旅行ツアーを誘致することもできそうです。
 
広報の強化にはとっておきの地域ネタが必要。そのネタをさらに磨き上げ、多彩な手を使って広報効果を高めるー。

広報の助っ人ブログを読んでくださり、ありがとうございました。