513 取材NG

4月15日に発売した「山口県パン豆本」。「パン豆本を見たお客様が来てくれています」という話をいただいています。本当にうれしい。

コロナ禍が長引く中、山口県の場合、感染防止の取り組みをしながら県内移動をするのは問題がないとされています。

逆にいうと、今こそ、山口県の地域経済を「内需型」に強めたいところ。地元の人は地元食の魅力や隣り町の美味いお店について案外知らないものです。

パン豆本を購入した読書の皆様の中で「うちの市はパン店の掲載が少ない」「あの名店が載っていない」と思われる方が必ずいらっしゃいます。

今回、「取材不可(NG)」のパン店が10軒以上もありました。

私自身、個人事業のパン店の息子なので、ある程度は予想していましたが、2020年9月に出した「山口県カレー豆本」のときと比べると、取材不可店は2倍の多さでした。

主な理由は3点。
①自分1人でパンを焼いているので、新規のお客様が増えたら、長年通ってくれる常連さんにご迷惑をかける
②元来、取材が大嫌い。過去の取材で嫌な思いをしたことがある
③豆本による情報発信に興味がない

補足説明を行うと、
①地域の老舗店に多い反応でした
②「取材時間が長かった」「態度の悪い新規客が多く来た」などの声もいただきました
③編集方針や記事スタイル、事前の取材依頼を含め、私の力不足

取材を受けるかどうかはお店の経営者次第。ご迷惑をおかけしました。

さて、「山口県パン豆本」は地元メディアの応援報道もあり、書店販売売上の初速は順調のようです。取材を受けてくださった42店に心より感謝いたします。

パン豆本がよく売れれば、次のラーメン豆本を出すことができます。

人の身体に入る食べ物の仕事は最も尊い職種だと確信します。豆本を通して、新たなお客様との出会いやご縁、地域経済活性化を今後とも仕掛け続けます。

それが私の1番やりたいことなのです。

ブログを読んでくださり、ありがとうございました。






■豆本はとっても小さいですが、書店の一等地に設置されています。本当にありがたかとです=山口県宇部市、宮脇書店宇部店