460 鮮明な過去と見えぬ未来

また、再び、読みたくなる小説がある。

1番は山崎豊子氏の作品。
中古本を買い、ついつい読んでしまうのだが、不思議と物語の各所を忘れている。

一体なんやろかね。
自分が嫌になるときも。

さて、加齢とともに、より鮮明になるのが昔の記憶。当時の街の様子をとにかくよく覚えている。そして、知らない誰かに伝えたくなる。

一方、未来は全く見えない。濃霧の海のよう。ワクワクドキドキの何かを仕掛けているとは思うが、見えぬ。フリーランスの私の場合、数カ月先の仕事さえ見えない。

でも、私は楽しい。
どこで仕事しているかさえ分からない。

家族はたまったもんじゃないが、私は我が仕事をしたいとよ。

あっ、「山口県パン豆本」は4月15日に発刊しますよ。
■何回でも読んでしまう名著。そして、物語の細かい部分はすぐに忘れ去る